京成幕張駅ロータリーの目の前。
静かな住宅街にパン屋の「Chouette(シュエット)」さんがオープンしました。
千葉中央駅で営んでいた店舗の移転リニューアルです。
住居を新築するのを機に1階を店舗としてオープンしました。
オーナーは様々なお店で経験を積まれ、パンの製法にこだわりがあり、店舗内装にもお店のこだわりを伝えられるような素材を採用したいとのご希望でした。
今回は新築からの店舗設計です。
建物や住宅部分はハウスメーカーが携わるため、密にハウスメーカーと打合せを重ね、特に厨房を作る際には注意深く連携してお客様のご要望に対応しました。
ファサードは、真っ白な壁にアイアンの黒と古材の建具が映え、北欧を思わせるデザインです。
壁はジョリパッドの左官仕上げです。
ジョリパッドで仕上げることで、風合いが生まれ、耐久性が高くなります。
アイアンフレームの窓とアメリカンパインの古材の大きな引戸は開口を大きく設けているので、通りがかる人はつい店内を気になってしまいます。
窓からは繊細な模様が施されたペンダントライトが。
木のぬくもりと温かみのある空間に焼きたてのパンがたくさん並んでいる様子が見えます。
店内はカウンターがメインのシンプルな構成です。
白い塗装の壁とモルタルの床、古材とタイルで仕上げたカウンターで優しくどこか洗練された印象です。
カウンターはパンの陳列棚とレジの部分でデザインに変化をもたせました。
厨房側の大きな窓は採光用のアンティークガラスです。
厨房内ははっきりと見えませんが気配を感じられるので、この窓の向こう側でつくられた出来立てのパンが並ぶことにわくわくします。
店内の柱は設計上必要な柱ですが、古材で仕上げることでデザインに一体感が生まれました。
看板は以前のお店のものを使い、Chouetteの世界観を活かした看板に作り替えました。
Chouetteとはフクロウ、素敵、という意味があるそうです。
お店の魅力は地元の方にも伝わり、開店からしばらくして訪れたところ、ひっきりなしにお客様がパンを買い求めに来ていました。
年配の方からこどもまで幅広く地元に愛される“素敵”なお店「Chouette」です。
DETAIL
店舗詳細
STORE
DATA
店舗情報
- 店名
- Chouette
- 住所
- 千葉県千葉市花見川区幕張町4-598-5
- 広さ
- 17.3坪
- 竣工
- 2019年