せんべい屋が廃れる危機感から生まれたリニューアル「高京園」
創業50年以上営業されている高京園さんの、新たなチャレンジのためのリニューアルのご依頼です。
「コロナ禍でみなさんが外出することも減って、百貨店の催事も減り、お盆やお彼岸などで集まることも無くなってしまった。手土産におせんべいを持って行く、ということも少なくなって・・・」と感じていたところに、息子さんから「(前の古い店舗では)恥ずかしくて友達呼べないよ」という言葉もあって、今回のリニューアルに踏み切られました。
(リニューアル前の店舗)
詳しくは、アフターインタビューをご覧ください>
コンビニ仕様だった古い「おせんべい屋さん」を、「和モダン」コンセプトで大胆にブランディング
場所は川口北部の日光御成街道沿いにあります。
歩かれる方よりも車から認知して頂くために、間口を大きく店内が見やすく、近隣にないモダンなデザインにしました。
高京園さんは造園業もされており、入り口の両サイドの植物はご自身で植えられました。
店内は入口正面と側面に島什器を配置し、ゆとりを持たせながらしっかり回避できるレイアウトに。
裏手の工場から梱包作業・陳列・販売までの流れをスムーズにし、作業中でも手元は隠し、お客様との目線が合うようにレイアウトしました。
デザインは、工場が併設されているのでそこから連想されるインダストリアルな雰囲気と、「おせんべい」を連想させる要素を散りばめた「和インダストリアル」なデザインです。
側面のブラケットライトの下のディスプレイ用の棚板は、浮造りの杉板を使用してお醤油風の塗装を施し、素材感を出しました。
正面のディスプレイ台に飾られている箱のパッケージは、今回の改装に合わせてデザインをリニューアルしたそう。
新しいパッケージの箱をしっかりストックできるように、ディスプレイ台の裏の収納部分はお客様のご要望を聞きながら細かく設計しました。
また、ディスプレイ台の立ち上がりの素材は、切り込みの入ったパネルを1から工場で作成してもらいました。
レジ台を含めた什器は全てオリジナル。
入り口のモダンな床の間風のディスプレイ棚や、タイルを天板に使った陳列棚など、ここにしかない特別な什器です。
息子さんも「これなら友達を呼べる」と喜んでくださり、「あとを継ぎたい」とも言ってくださっているとか。
「モダンでありながらあたたかみのある」お店となり、新たに百貨店の催事などにもお声がかかる、様々な方に愛されるお店となりました。
詳しくは、アフターインタビューをご覧ください>
コンビニ仕様だった古い「おせんべい屋さん」を、「和モダン」コンセプトで大胆にブランディング」
DETAIL
店舗詳細
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DATA
店舗情報
- 店名
- 高京園
- 住所
- 埼玉県川口市西新井宿1185
- 広さ
- 34.3坪
- 竣工
- 2022年5月