日本の漫画、キャラクター、模型などが世界でも人気を博し、クールジャパンの旗頭として喧伝されてきましたが、今やアジア全体がその発信源となろうとしています。
今回のクライアントであるSOOTANG HOBBYスータン・ホビーさんは中国で初めて日本のフィギアを正式に輸入、販売し日本進出も果たした専門商社です。
今までオンラインショップとして実績を積み上げ、国を超えてホビー文化を広げる一翼を担ってこられました。そんなスータン・ホビーさんがまだコロナ禍の最中である2022年に表参道に出店されることに。私たちにそのデザインが委ねられました。
なんでもオンラインで手に入るようになればなるほど、立体的な、手触り感を求めて本物を求めてしまうのが人間の性なのでしょう。
さて、どうやってデザインを組み立てようか?
さまざまな議論を経て、ご提案したのが以下のプラン
ホビーショップといってもこの世界はギャラリーのようなもの。
あくまでもホビーたちが主役であるために、空間は脇役になるように、引き算、引き算。
だからデザインコンセプトは、” MINIMAL ART GALLERY “
外観からしてガラス張りですから、お店全体がショーケースみたいなもの。
商品が引き立つように、惹き立つように、什器も1からデザインしました。
R仕上げが多発し鏡面仕上げが重なる什器は、制作にも苦労しました(涙)
できた!(感涙)
2022年11月現在、外国人の入国規制は緩和されたものの、外国人のインバウンドはまだ始まったばかり。しかし、これだけ円安が進んだ日本では、コロナ前以上のインバウンドが期待されています。きっと、ここにも多くの方が訪れて頂けることでしょう。
また、オンライン主体のビジネスを展開される企業が、満を持して実店舗出店をする。
という従来とは逆の販売戦略が当たり前のこととなる。本案件は、そんな予言めいた出店事例だと思います。
DETAIL
店舗詳細
STORE
DATA
店舗情報
- 店名
- SOOTANG HOBBY OMOTESANDO
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4丁目16-12
- 広さ
- 66.2坪
- 竣工
- 2022年5月